サッカーは広いフィールドを常に走り続ける競技です。持久力や瞬発力などの基礎体力が求められますが、小学生の基礎体力は年々低下しているようです。
ここで基礎体力向上のポイントについて、いくつかご紹介いたします。

普段の生活を見直そう

基礎体力向上の土台となるのは良質な睡眠時間とバランスの良い食生活です。夜の11時頃に成長ホルモンの分泌が活発になるので、夜の9時までにはお布団に入ることをおすすめします。
また、育ちざかりの子どもには、たくさん食べることを促してみてはいかがでしょうか。栄養バランスを考えながら家族で楽しく食べる習慣は、精神的な成長にも良い影響を与えます。

そして常に背筋を伸ばして正しい姿勢を意識することも腹筋力や背筋力が自然と鍛えられるため大切です。姿勢は体幹や走る力にも影響しますので、できるだけ正しい姿勢になるよう呼びかけてください。

子どもの遊びは基礎体力向上になる絶好の機会です。鬼ごっこや縄跳びなどを普段の生活に取り込んで、遊ぶ機会を増やすと楽しみながら基礎体力をつけることができます。さらに、意識してお買い物で重いものを持つ、たくさん歩くことに慣れるなどの習慣も積極的にさせてみるのも良いと思います。

持久力を養うトレーニング

サッカーはジュニアで20分、プロは45分の前半後半戦の試合時間となっています。どれほど素晴らしいテクニックを持っていても、持久力がなければ試合を続けることは難しいです。

サッカースクールでも行われている持久力を養うトレーニングに、インターバルトレーニングがあります。50mか100mの短距離を全力で走った後に、走った距離より短い距離を歩くかジョキングするという内容です。
これを数回繰り返すことで、負荷のかかる運動でも疲れにくくなり、たまった疲労も回復しやすくなるという効果が期待できます。